きっぷの用語集
1996年10月12日改正


 この用語集はきっぷに関する専門的(と思われる)用語を集めて解説らしきものをつけてみました。不十分なところが見られますが、間違い等あればご指摘ください。

A型券
 きっぷのサイズをあらわしており、縦3cm×横5.75cm。元々イギリスのエドモンソン氏が考案したサイズで、エドモンソン券と呼ばれる事もある。世界各地でこのサイズを見る事ができる(らしい)。自動券売機の券がこのサイズ。

B型券
 きっぷのサイズをあらわしており、縦2.5cm×横5.75cm。A型券に比べ縦が短い。近距離の硬券や入場券などはこのタイプ。

D型券
 きっぷのサイズをあらわしており、縦3cm×横8.5cm。A型券を横に長くしたような券で、きっぷとしての存在感がある。長距離の往復券や指定券などがこのタイプだが、観光記念入場券などがこの大きさである。きっぷのサイズには他にC型券がある。

一般式(いっぱんしき)
 きっぷの着駅表示の方法の一つ。「発駅から着駅ゆき」や「発駅→着駅」で表されるもっとも標準的なきっぷ。着駅は複数表示されることもある。他に金額式矢印式相互式がある。

運賃変更(うんちんへんこう)
 値上げなどの運賃改定が行われた場合、新しい乗車券を作るが、改定前のきっぷに「運賃変更」のゴム印を押してそのまま使う場合がある。地方の私鉄では相当昔の切符をまだ使っていることもあった。

駅名小印(えきめいこいん)
 駅名が入った小さなゴム印(そのまんま)。きっぷの記載事項に変更を加えるとき(使用開始日の変更など)、訂正印として使われることが多い。

乙片(おつへん)
 小児断線で切断した後の小さいほう。穴が空いている場合が多く、糸などでまとめておけるようになっている。

感熱式印字(かんねつしきいんじ)
 切符の印刷方式の一種。主に券売機に使用されており、感熱紙となっているきっぷ用紙に熱をかけることにより発色する。感熱式プリンタに切符を挟んで印字するときちんと印字される。

キレート式印字(きれーとしきいんじ)
 切符の印刷方式の一種。主に一昔前の券売機や発券機に使用されており、金属が含まれる二種の無色物質から発色させる。

金額式(きんがくしき)
 きっぷの着駅表示の方法の一つ。「発駅から○○円区間」や「発駅→○○円区間」で表されるきっぷ。券売機のきっぷなど主に短距離の券に使われる。他に一般式矢印式相互式がある。

硬券(こうけん)
 硬いきっぷのことです。最近は自動券売機のきっぷ(軟券)しか見る機会が無い人もいるかと思いますが、昔はほとんどこれでした。

甲片(こうへん)
 小児断線で切断した後の主になっているほう。片道券の場合、台形のきっぷとなる。

地紋(じもん)
 きっぷの用紙全体に薄く印刷されている模様のこと。偽造防止のためと思われる。主にその会社のマークや名称が入るが、中にはユニークなものもある。

準常備券(じゅんじょうびけん)
 きっぷに着駅と金額が段のように表示してあり、着駅に応じて切断する。短距離の券になると、正方形に近くなる。小駅の長距離券や特急券などに見られる

小児断線(しょうにだんせん)
 きっぷ(主に硬券)の右側に入っている斜線のこと。小児運賃のきっぷを発売するとき、この線で切り取り甲片のみを発行する。

常備券(じょうびけん)
 きっぷの印刷形態を表し、発駅・着駅・金額などがすでに印刷されているもの。券売機のきっぷもこれである。着駅などが空欄の場合もあるが、補充券との違いは発売控えが無いこと。

相互式(そうごしき)
 きっぷの着駅表示の方法の一つ。発駅←→着駅で表され、どちらの駅でも発売できるようになっている。矢印が双方に向いているからといって、往復券ではない。他に一般式金額式矢印式がある。

地図式(ちずしき)
 きっぷに路線図が書いてあり、着駅を太線で図示する。もしくは、車内補充券などで、路線図にパンチを入れる事で発駅と着駅を示す。路線の繋がりがわかりやすいのが特徴。

軟券(なんけん)
 硬券に対して硬くない切符のこと。最近の自動券売機のきっぷやマルス券(みどりの窓口でのきっぷ)などがこれにあてはまります。

熱転写式印字(ねつてんしゃしきいんじ)
 切符の印刷方式の一種。主にマルス等の発券機に使用されており、普通紙にインクリボンで印字する。この方式では使用済みインクリボンが発券記録となる(!)。

半硬券(はんこうけん)
 硬券と軟券の間くらいの硬さ(ケント紙位)のきっぷ。定義は難しいものかも。

プリペイドカード
 料金を先払いしてカードを購入し、そのカードできっぷを購入する。JRのオレンジカードなど、各地の鉄道会社で発行されている。最近はカードを直接自動改札機に投入する事のできるストアードフェアシステムも見られる。

補充券(ほじゅうけん)
 きっぷの印刷形態を表し、発駅・着駅・金額などを手書き等で記入するもの。経路が複雑な乗車券や、あまり売れない区間などはこの券を使用する。発売控えが駅側に残る。

マルス
 JRの「みどりの窓口」にある指定券を発売できる発券機のこと。現在では指定券や定期券だけでなく、イベント券や企画乗車券も発行できる。最近地紋の色が淡緑色から水色へと変更されつつある。この券をマルス券と言っているが、正式には「特殊共通券」という。

矢印式(やじるししき)
 きっぷの着駅表示の方法の一つ。発駅名を切符の中央に置き、「着駅1←発駅→着駅2」というように表記する。上り、下り方向のどちらにも発売できる。どちらかというと小駅からの中距離券に見られる。他に一般式金額式相互式がある。


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